アロマスプレーをつくる

アロマスプレーを手作りするとき、材料に「無水エタノール」があります。どうせ精製水で希釈するんだし、お安い消毒用エタノールではダメなの?という声があります。

それぞれの違いは含まれるエタノールの濃度で、

・無水エタノール・・エタノール99.5%以上

・消毒用エタノール・・エタノール76.9~81.4%

となっています。(消毒用エタノールの残り約20%はほとんどが水)


エタノール濃度が80%前後のものが最も消毒効果が優れているので、消毒用として消毒用エタノールがありますが、アロマスプレーづくりにはどうでしょう。

 

右上の写真、左が無水エタノールに精油を滴下したときのもの、右が消毒用エタノールに精油を滴下したものです。どちらも混ぜていません。

混ぜても、右は左のようには混ざらず、精油が浮いてしまいました。

 

 

精油は親油性で水に溶けにくいものです。消毒用エタノールでは溶けきらなかったということが分かります。出来る限り均一に混ざった状態(溶かした状態)で、使用するほうが望ましいことから無水エタノールの使用をオススメします。

無水エタノールを利用しても溶けきらない場合もあります。その場合は、よく振ってから利用するとよいと思います。

アロマのスプレーやセルフコスメづくり、実験をしているようで楽しいものです。お店でもスプレーづくりをしたいというお声を頂いており、施術後にお好きな香りでつくるアロマミスト(スプレー)をおつくり頂くオプションコースを検討中です。